いちごとしょかん

親子が一緒の空間でそれぞれに好きな本を楽しめる図書館。本と自然と宇宙。人と人をつなぎ、その人らしく生きる背中を押していきたい。

志、大義があれば、支援者が現れ、ビジョンは実現される~『元人事部長が教える「結果を出す人」の働きかた』から見つけた3つのポイント

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志、大義があれば、支援者が現れ、ビジョンは実現される。

ストーリーを語りファンと共有していく。

そうすることで支援者が現れ実現するのだ。

どれだけ語りファンを増やして実現するか。

壮大なビジョンじゃなくてもいい。まずは語ること。

元人事部長が教える「結果を出す人」の働きかた(小杉俊哉)

 

 

この本をオススメしたい相手

  • これまではなんでもうまくいってたのに、うまくいかなくなってきた
  • このままでいいのかな、ってちょっとモヤモヤし始めた人
  • もっとスムーズに結果を出したい
  • そろそろ自分の手でなにか仕事を動かしたい
  • 仕事じゃなくてもNPO活動を始めてみたいとか起業準備をするとかとにかくちょっと動きたいと思っている人

この本を読もうと思った経緯

  • この本の著者の『起業家のように企業で働く : 企業で働くにも「起業家」マインドは必須の時代! 』がとてもおもしろかったので(その書評)、この著者の書き方とわたしは共鳴しているんだな、と図書館で予約。

特に共鳴したポイント(引用&感想)

①ストーリーを作る

志、大義があれば、支援者が現れ、ビジョンは実現される

自分がどうなり、自分がどういう仕事をやりたいかを考えるだけでは、いくら力説してもまわりの人に協力してもらうことはできません。

組織を使って世の中で何を成し遂げ、何に貢献したいのかを語るということが必要だということです。

周囲を巻き込むためにひつようなことは、My⇒Our⇒Nowの重なりをつくること。

自分のビジョンと周りの人や世の中のビジョンとの重なりを作り、それが今必要なのだという認識を持ってもらう。

まさに、今わたしがやりたいこともそうだ。

「いちごとしょかん」という媒体を通して、何をしたいのか、それは社会にとってはなんなのか?

サードメディスン的ウェブマガジン」という媒体を通して、何をしたいのか、それは社会にとってはどんな意味があるのか?

そこのストーリーを語りファンと共有していく、そうすることで支援者が現れ実現するのだ。

クラウンドファウンディングもこの概念だと思う。

どれだけ自分のビジョンのストーリーをうまく語りファンを増やして実現するか。

 

壮大なビジョンじゃなくてもいい、仕事で自分がやってみたいな、と思うことも、だれが引っかかってくれるかはわからないが、とりあえず語れる場では語る。

上手に伝えられないからな・・・と二の足を踏んでも仕方がない。

語らないと語るテクニックは身につかないから。とりあえず語りまくる。ストーリーテリング法を徐々に身につけていく。

 

先日途中まで読んだ、『イルミネート:道を照らせ。―変革を導くリーダーが持つべきストーリーテリング』を、再読しよう。

 

②Googleの20%ルールを実践する

やらなければならない仕事を80%で片づけ、イノベーションを生むために投資する時間を20%確保するというものです。

80%は今日の飯を食うために使い、20%は将来の飯の種を探すために使う、と言い換えられるでしょう。

日常業務に行き詰ったらイノベーションを生むことに取り組み、イノベーションへの取り組みに行き詰ったら日常業務に取り組む。

この切替えや仕切り直しを自分の中で絶えず行うことが大切です。

 

せっかくだから計算してみよう。

  1. 仕事をしている時間=8時間。
  2. 8時間×20%=1.6時間
  3. 1.6時間はイノベーション活動、残りの6.4時間が日常業務
  4. さて、1日24時間のうち、起きているのが17時間だとする
  5. 17時間×20%=3.4時間
  6. 3.4時間のうち、仕事中のイノベーション1.6時間を除くと、3.4-1.6=1.8時間
  7. プライベートでは1.8時間の未来への投資のための時間とする

仕事中には細切れでいいから1.6時間(96分)のイノベーションを設けるように心がける。

プライベートの1.8時間は、たとえば通勤中の合計1時間の読書や、1時間早起きして1時間未来への投資時間を生み出す。

 

もう少し業務時間が長い人で計算してみよう。

  1. 仕事をしている時間=10時間。
  2. 10時間×20%=2時間
  3. 2時間はイノベーション活動、残りの8時間が日常業務
  4. さて、1日24時間のうち、起きているのが17時間だとする
  5. 17時間×20%=3.4時間
  6. 3.4時間のうち、仕事中のイノベーション2時間を除くと、3.4-2=1.4時間
  7. プライベートでは1.4時間の未来への投資のための時間とする

 

③How⇒What

「Howを考える」ことを自分のものにしたら、その先にあるものは「そもそも何をやるか」を自分で考えることです。

頭の使いかたは全く異なりますし、ゼロから何かを生み出さなければならなくなるのです。

何をやるか(What)は、分析的に導かれるものではなく、直感によって感じる「何か」だと考えます。

・・・・・

使命(ミッション=目的、価値)やビジョンは、頭でひねる出すものではなく、直感によって導かれるものです。

・・・・・

何ができるかを考えるのではなく、やるかやらないか。好きなことに素直で純粋に向き合うことは今よりさらに一歩進むために大切なことだと思います。

 

ここの部分を読みながら、サードメディスンのグラフがちらついた。

HowやWhy、ロジカルシンキングが得意なのは右上が高い人。

そしておそらくWhatが得意なのは左下が高い人。

右上が高く左下が低い人は、Whatが得意になるために、左下伸ばしを心がけるといいのだろう。

 

その他、気になったフレーズ・センテンス

  • とにかく反応する
  • 聞くと聴くと訊く
  • いったん離れてニュートラルになること
  • Quick&Dirty=はやくて雑な。とりあえずラフで報告し方向性を確認する
  • 成果=スキル×気持ち。気持ちがマイナスだと成果は必ずマイナス
  • 自らのイニシアチブで行動する
  • 相手のインセンティブを考えてそのうえで説得し自分のやりたい方向へ持っていく。・・・想像力が必要。上司の上まで想像する。
  • 小さな目標で自己効力Up
  • ほめられたら手帳に書く
  • フロー理論:その瞬間を楽しむ
    • 仕事そのものが目的
    • 自分でコントロール
    • 修行になっている
  • チームの一員であることを楽しむ。幹事を買って出る。チームワーク・精神性Up

 

元人事部長が教える「結果を出す人」の働きかた(小杉俊哉)

2017年178冊目