『むだ死にしない技術/堀江貴文+予防医療普及協会』2018-004
おもしろい!あっという間に読了。
ピロリ・歯・レーシックとかの細かい話よりも、予防医療を広める必要性に関する考え方に強く共感。
・失って初めて気づく健康の価値。
・病気になってからや死後に保険金をかけるくらいなら、予防にお金と時間を使う方が得策。
・予防を義務化して、しなかった人にはペナルティを課すようなシステム。(P32,P109)
・氾濫する医療情報をジャッジできるよう、国民の医療リテラシーを上げるべき。そして、自分で情報にアクセスして興味を持ってアクションを起こす人を増やす。
・長野県は医療費が低くて寿命が長いんだそう。医師と保健師が連携して、地道に予防医療を広めてきた道のりがあり、これが理想形、と。
⇒地域に根付く保健師と薬剤師は絶対にコラボしていったほうがいいとおもう。加えて、医療者じゃないけど、まちづくりをしている人たちも。
・あとは、本筋からは離れるけど、医療業界は全然効率化されていない、ということにも強く共感!
⇒医療とITの両方に通じて繋いでくれる人が重要だと考えている。違う言語でしゃべっているようなもんだから、発展しない。ホリエモンがんばって!
最後に、こんな本を書いたから早死にするわけにはいかない、と、いま取り組んでいる健康法(といえるもの)を紹介している。が、本人も言っているが大したことはしていなくて、歯と健診、検査はするけど、あとはなるべくストレスのたまらない生活をしている、というようなゆるいもの。
予防医療を普及させようとしている人たちは、自分で証明しないといけない、というような謎の義務感を背負っているが、それではQOLが下がるのであまり背負わずに、自分のQOLを大切にしつつ、予防医療の普及に努められればと思う。
がんばろうとしている人と併走する医療者でありたいと、再確認できた。その気がない人にかける時間はない。
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